Respiratory
【内科】呼吸器内科診療
呼吸器内科診療についてのご案内
呼吸器疾患とは?
茅ヶ崎ファミリークリニックでは、内科の中でも特に呼吸器疾患に力を入れております。
呼吸器疾患は、気道や肺に関連する病気の総称です。これには、風邪やインフルエンザのような一時的なものから、慢性的な咳や喘息、睡眠時無呼吸症候群(SAS)といった長期間にわたる疾患まで含まれます。特に、ながびく咳、慢性咳嗽(まんせいがいそう)、喘息、睡眠時無呼吸は多くの患者様が抱える問題であり、生活の質を大きく左右します。
これらの呼吸器疾患は、早期の診断と適切な治療が重要であり、患者様一人ひとりの症状や状態に応じた治療計画を立てることが、快適な生活を取り戻す鍵となります。
喘息についての解説(院長ブログ)
当院でも患者様が非常に増えてきている疾患、喘息についてリアルに解説しております。
- シリーズ・喘息① 治療についてのリアルな解説
- シリーズ・喘息② 治療の基本的な手順
- シリーズ・喘息③ 小児喘息の増加と予防
- シリーズ・喘息④ そしてコロナ以降・・・
- シリーズ・喘息⑤ 高齢者と喘息の関係について
- シリーズ・喘息⑥ 妊娠と喘息の関係について
- シリーズ・喘息⑦ 喘息のリスクファクター:自然災害
- シリーズ・喘息⑧ 喘息発作リアル解説
- シリーズ・喘息⑨ 喘息に関する「はたらく細胞」免疫応答のすべて
- シリーズ・喘息⑩ 喘息の重症度分類について
- シリーズ・喘息⑪ 喘息と合併しやすい病気について
- シリーズ・喘息⑫ 秋の寒暖差と喘息との関係について
- シリーズ・喘息⑬ 喘息のお国事情:フランス🇫🇷
- シリーズ・喘息⑭ 喘息のお国事情:インド🇮🇳
- シリーズ・喘息⑮ 冬の喘息対策:寒暖差について
- シリーズ・喘息⑯ 喘息と運動の注意点
- シリーズ・喘息⑰ 「ママ〜しぇきじぇんそく(咳喘息)ってなあに〜?」
- シリーズ・喘息⑱ 喘息発作の時に使ってはいけない市販薬
呼吸器疾患の主な症状と原因
生活習慣病の主な原因としては、次のような要因が挙げられます:
- 1なかなか治らない咳
慢性咳嗽は、8週間以上続く咳を指します。咳は、体が気道を守るための反射的な動作ですが、慢性的な咳は、呼吸器の炎症や感染、喘息、胃食道逆流症(GERD)、アレルギー、薬の副作用など、さまざまな原因で引き起こされます。慢性的な咳は夜間に悪化することが多く、睡眠不足や生活の質の低下を引き起こすことがあります。 - 2喘息
喘息は、気道が炎症を起こし、狭くなることで呼吸が困難になる病気です。喘息発作は、気温の変化や花粉、ハウスダスト、ペットの毛、ストレス、運動などさまざまな要因によって誘発されます。喘息は、突然の発作が繰り返し起こることが特徴であり、早期の診断と適切な治療が不可欠です。喘息を放置すると、症状が悪化し、日常生活に大きな影響を及ぼします。 - 3睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に気道が一時的に閉塞されることで呼吸が止まる状態を指します。これにより、いびき、日中の強い眠気、集中力の低下、頭痛、さらには高血圧や心血管疾患のリスクが高まります。肥満や喫煙、飲酒、年齢、遺伝的要因などが原因となることが多いです。睡眠時無呼吸症候群は、単なるいびきの問題にとどまらず、適切に対処しなければ重大な健康問題を引き起こす可能性があります。
呼吸器疾患に対する当院の取り組み
茅ヶ崎ファミリークリニックでは、呼吸器疾患に対する包括的な治療とケアを提供しています。当院の取り組みは、以下の通りです:
- 1 正確な診断と個別化された治療計画の提供
呼吸器疾患の診断には、問診や身体検査、呼吸機能検査(スパイロメトリー)、血液検査、画像診断(レントゲン)など、さまざまな手法を用います。当院では、患者様一人ひとりの症状や生活習慣を考慮したうえで、最適な診断法を選択し、正確な診断を行います。診断結果に基づき、個別の治療計画を立てることで、効果的な治療を目指します。 - 2慢性咳嗽への対応
慢性咳嗽に対しては、その原因を特定することが最も重要です。当院では、咳の原因を突き止めるために詳細な検査を行い、アレルギーや喘息、胃食道逆流症、感染症などの可能性を検討します。原因に応じて、抗アレルギー薬や気管支拡張薬、消化器系の治療薬などを適切に処方し、患者様の症状を緩和します。また、生活習慣の改善や環境対策についても具体的なアドバイスを行います。 - 3喘息管理のための包括的ケア
喘息に対しては、発作の予防と症状の管理が重要です。当院では、吸入薬や内服薬を用いた適切な薬物療法を提供し、患者様が日常生活を安全かつ快適に送れるようサポートします。また、アレルギー検査を行い、患者様の喘息のトリガーとなるアレルゲンを特定し、環境調整や生活習慣の見直しについても指導いたします。患者様ご自身で喘息を管理するためのセルフケア指導も徹底し、喘息日記の活用や症状のモニタリング方法をお伝えします。 - 4睡眠時無呼吸症候群(SAS)への取り組み
睡眠時無呼吸症候群の診断には、当院からレンタルでご自宅で睡眠ポリグラフ検査(PSG)を用い、睡眠中の呼吸パターンを詳細に分析します。当院では、SASの重症度に応じて、適切な治療法を提案します。軽症から中等症の患者様には、生活習慣の改善(減量、禁煙、アルコール摂取の制限)を指導し、重症の患者様には、持続陽圧呼吸療法(CPAP)を推奨します。また、CPAP治療の適応を確認するための定期的なフォローアップも行い、機器の使用状況や治療効果を確認しながらサポートいたします。 - 5教育と予防活動の強化
当院では、呼吸器疾患に関する正しい知識を患者様に提供し、セルフケアの重要性を強調しています。定期的な健康セミナーやワークショップを開催し、呼吸器の健康を保つための情報を共有しています。また、禁煙支援プログラムや肥満解消のための栄養指導、運動指導など、予防活動にも力を入れています。 - 6患者様とのコミュニケーションを重視したケア
呼吸器疾患は長期間にわたる管理が必要なことが多いため、患者様とのコミュニケーションを重視しています。患者様の声に耳を傾け、疑問や不安に丁寧に対応し、治療方針を共有することで、患者様の安心感を高めます。また、LINEやメールを活用したリモートケアも行い、定期的なフォローアップや相談に対応できる環境を整えています。
まとめ
呼吸器疾患は、日常生活に大きな影響を及ぼすことが多いですが、早期の診断と適切な治療、日々のセルフケアによって、そのリスクを最小限に抑えることができます。茅ヶ崎ファミリークリニックでは、患者様一人ひとりに最適な治療法を提供し、生活の質の向上を目指しています。呼吸器に関する症状でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、皆さまのご来院をお待ちしております。